年末年始も毎日地図作りをしていたちずけん部長の小森です。正月明けを待ちに待った1月6日、渋谷の日本地図センターに出かけました。
これが目当てだった国土地理院の刊行する1:2500の東京都地形図です。仙川地域のためにつつじヶ丘編と新川編の2枚を購入しました。
今回この地図を手に入れた目的は国分寺崖線と仙川崖線の高低差を等高線と数値で確認するためです。1:25000の地形図は紀伊國屋など大型書店で買えるのですが1:2500の地形図はこのお店と日本橋の地図専門店でしか扱っていません。等高線のデータだけ抜き出せるデジタルデータはインターネットで買えるのですが高い!この紙の地図は1枚630円です。
H16年のデータなので建物とかは変わってしまってますが、地形はほとんど変わってないはずなのでとても参考になります。
こちらは去年市役所の都市整備課でコピーさせてもらった1:2500の都市計画地図。コピー代のみで手に入れられたのはよかったのですが、白黒コピーでは等高線がはっきり出ませんでした。都市計画道路の道路用地や用途地域はこの地図で分かるので、現在はオフィスの壁に貼って使ってます。
日本地図センターでは同財団法人が発行している月刊誌を売っていました。地図作りに関する内容でとても面白そうなので最新号を購入しました。
イラストレーター&絵地図師の高橋美江さんによる「諏訪お寺めぐり絵地図」の制作秘話が載っていました。構想から2年かけて去年11月に発行したそうです。私たち「ちずけん」は地図作りの素人にも関わらず半年の制作期間で地図を作ろうとしてますが、少し無謀な挑戦の様に思えてきました…。
でも制作状況は順調ですよ!
★日本地図センターの「地図の店」
住所:東京都目黒区青葉台4-9-6
営業時間:10時00分~17時30分
URL:http://www.jmc.or.jp/sale/shop.html
年末に民俗学研究者の今和次郎さんの本を買って読んでみました。路上観察学の先駆者と言われてる人です。地図の内容を考える上でとても参考になります。