12月の地図研は活発に動き始めました。まずは「見る知る歩く烏山地図(仮)」に向けたフィールドワークをひっそりとスタート。写真は給田にある仙川にかかる宮前橋。欄干にカラフルでくるくる回るものがついています。これは…チベット仏教のマニ車をイメージした飾りでしょうか?
すぐそばにある六所神社はこのへんの氏神様。横山研究員のモデリングでどんなアイコンができあがるか楽しみです。
六所神社のおキツネさん。耳がおせんべいみたい!以前は耳の中は赤かったんでしょうね。そして右手の上に1円玉。よく犬が手の上におやつを置かれて「待て」をしているところを見ますがちょっとそれに似てます。
こちらは国立にある国立本店に行ったときのもの。「国立文庫」という町の紹介と地図を1冊の文庫にまとめたものを配布しているとのことで、前から行きたかった場所です。実は4年前まで国立で働いていたのですが駅周辺が様変わりしていてびっくりでした。写真は国立本店の壁にあったコルク製の地図。
「国立空想観光案内」。こんな地図もありました。こちらもほしかったけど在庫が無いそうで残念。
手に入れた国立文庫とともにゆうこ研究員とモーニングを食べながらプチミーティング。ゆうこ研究員は長野のギャラリーが発行している小冊子「町並み」を持ってきてくれました。きれいな写真と手描き地図で構成されたガイド本です。せんがわ地図の次回作の参考になりそう! 写真左に写っているのは地図中心の最新号。高橋美江さんの最初期の地図のお仕事が載っていました。今と作風がかなり違うことがわかり驚きました。
こちらは地図爺こと小室顧問との打ち合わせ。別冊太陽の「パノラマ地図の世界」は当時の地図作家さんたちの作風を一度に見ることができて便利です。左に少し見える白地図は私の方で新たに作成したもの。多くの人のリクエストに応えてつつじヶ丘の駅まで入れてみました。
エディ・クアランビュルという人が描いた「Village プロヴァンスの村」という絵本を見ている地図爺。この画風はデジタルとアナログの中間のような立体感で、森の描き方などはせんがわ地図のCGに少し似ています。とても雰囲気のある魅力的な絵だけど、塗りは平面的だったりするのがおもしろい。もしかしたら現在のデジタル技術でわりと簡単にこれに近い表現で地図を作れるんじゃないだろうか?と思ったりしています。
現在の地図研は顧問も含めて14名と大所帯になってきました。できるだけいろいろな資料を集め、イメージや方向性を共有したいと思っています。どんなものができあがるか、みんなでわくわくしたいです。