入間町の糟嶺(かすみね)神社で毎年1月14日に行われている「どんど焼き」を横山研究員が見学してきてくれました。調布市内でのどんど焼きは佐須児童館の裏にある祇園寺前の畑とこの糟嶺神社の2カ所のみでしか行われてないそうです。昔はもっとあちこちでやっていたそうですが、ダイオキシン問題などでやれる場所が少なくなってしまった、と話していた方がいたそうです。

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小学生が見学に来て盛り上がっていたそうです。東京では数少なくなっているお正月の伝統行事を子どもの頃から体感することは、貴重な体験ですね。糟嶺神社は仙川と言っても駅から南側を30分ほど歩く場所にあるので、近所に住んでないとなかなか気軽に立ち寄れない場所ですが、ぜひ近くの蛇姫様の祠ともども散歩やウォーキングついでに歩いてみてほしい場所です。

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続きましては部長・小森が昨日出かけた「北烏山九丁目屋敷林」についてのレポートです。この場所は前から気になっていたのですがなかなか行く機会がありませんでした。ちなみにちずけんが制作している地図の範囲には入ってません。

今回地図の範囲に入ってないにも関わらずここを訪れたのには理由があります。入間町にある新井さんの本家宅(主屋・内蔵・外蔵・旧蚕室・中門及び塀)が去年末に国の登録有形文化財になったのですが、今後公開すことがあるとしてどんな形になるのだろうかというのが気になっていました。北烏山九丁目屋敷林が1つのサンプルになりそうだと思い足を運んでみました。

国登録有形文化財の登録のお知らせ(調布市のホームページ)
http://www.city.chofu.tokyo.jp/www/contents/1336885921889/index.html

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入り口入ると大きな石碑が。「下山千歳白菜発祥の地」と書いてありました。

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敷地内の絵地図です。竹林、江戸、旧主家、蔵、などなど。面積2500㎡, 56種類・約600本の樹木があるそうです。

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蔵です。

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旧・母屋。

一通り見学して、帰ろうとしたら庭師さんとお話していたこのお屋敷の持ち主のおばあさんが話しかけてくれて、公開するに至ったいきさつなどを伺いました。話を聞いていると仙川の出身だと言うのでおうちを聞いてみたら仙川駅周辺の地主さんであるKさんのところから嫁いで来られた方でした!びっくり!!

白百合女子大にあった薬草園についてもご存知で、少しだけお話を伺いました。あと女学生時代に陸上をやっていて、都大会で1位になり2代目人見絹枝(日本人女性初のオリンピックメダリスト)と言われていたことなども!この日は時間があまりなかったのでじっくり聞けなかったのですが、ぜひ改めて取材させて頂きたいと思いました。