久しぶりのブログ更新となってしまいました。この間は「三鷹駅前まるごと絵本市」の絵本おさんぽマップを作ったり、三鷹のひとはこ絵本市に参加したり、みたか太陽系ウォークというスタンプラリーにはまったり、と三鷹寄りの活動をしておりました。それと同時進行で行っていた、『見る知る歩くちとから地図』! 現在、これが完成間近です!
キックオフしたのは今年の1月でした。まずはチームを編成。今回は地図研メンバー以外にちとから在住のゲストとして堀毛さん、江崎さん、倉田さんにお店の営業を担当してもらったほか、イラストはちとから在住のアニメーション作家、あしたのんきさんに依頼。そしてちとからに住む地元通な方々のアドバイスも頂きながら制作をスタートしました。
地図の範囲を決めるのには、なかなか時間がかかりました。北は烏山寺町の鴨池、南は滝坂道。そして西に日本女子体育大学をぎりぎり入れるというコンセプトを優先し、せんがわ地図とは縮尺を変えることを決意。地図のサイズもB2ぎりぎりサイズという大きさに変更しました。地図の範囲が決まってからは四手に別れてひたすらフィールドワークの日々。
千歳烏山というか世田谷は、資料が豊富! できるだけあちこちの公共施設へ立ち寄り様々な地図を手に入れ、図書館では関連する図書を端から借りてきて読みました。貸し出しできない資料はコピーをして確保。ゆうこ研究員が古本屋で手に入れた、現在絶版で図書館にもない『烏山』という本には貴重な資料がぎっしり。この本にはほんと助けられました。
今回の地図を作るにあたっては、いつもの活動場所のニワコヤ以外に千歳烏山の『ファボリ』と仙川の『せんがわ21編集室』を会議に使わせてもらうことができ、とても助かりました。ファボリでは丸テーブルを囲んで、夜遅くまでよく話し合いました。その後はよく6番街の中華屋さんでご飯食べました。6番街は中華屋さんが多い!
みんな仕事の合間に調査したり制作したりなので、集まるのはだいたい20時か21時頃。会議が終わるのが23時でそこからご飯を食べて終電…というのが続きました。最初は月に1回、直前になると毎週! 今回、準備期間は10カ月ありましたが、時間が経つのはあっという間でした。
写真は『せんがわ21編集室』。プリンターのインクが詰まって黄色く出力されてしまった地図で会議をしたことも。見る知る歩くちとから地図、テーマは川跡と団地です。一風変わったまち歩きができる地図になりました。
烏山の寺町にあるお寺ひとつひとつ、じっくり観察して横山研究員がねんどCGにしました。今回のねんどCG、お寺と団地とバスがみどころです!ぜひ虫眼鏡で細かいところまで見てほしいです。
せんがわ地図とちとから地図、縮尺は違いますが上下を合わせるとほんのりつながります。そういえばせんがわ地図、本店のニワコヤと啓文堂書店仙川店では売り切れになりました! ちとから地図が落ち着いたら、第4版の制作に着手したいと思っています。内容が少し変わる予定です。
ちとからって豚ちゃんがいっぱい住んでいる町だって知って驚き! 山田動物病院のオリヴィアちゃんにはフィールドワークに行く道すがらいつも癒やされました。
そんなこんなで明日は色校正が到着します。うまくいけばその後本入稿して、土曜日は折り折り会。日曜日に烏山の区民センター前で行われる「カラスヤマ手作り市」で販売スタートしたいと思っています。価格は200円です。ぜひ私たちの作ったちとから地図を手に入れて下さいね(^^)/